退職する理由は人それぞれあるかと思いますが、退職代行サービスを利用する場合でも円満退職を目指すのであれば、退職理由は大切です。
どのような理由でも、代行業者が言葉を選びつつ企業へと伝えますが、これまでの退職代行利用者の声を拾っていくと、もう自分が会社へ行くことは無いからと、正直に不満をぶちまけてしまった結果、代行業者と会社とで話がこじれてしまい、退職までに時間がかかってしまった失敗例があったそうです。
やはり、自分で伝える時と同様に、なるべく角が立たない理由を述べた方が、ベストな方向へと話が進みやすいことが分かっています。
無難な理由その１として、「キャリアアップのため」というのはとても使いやすいと言われています。
似たニュアンスで、「他業種へチャレンジしたい」というのも使いやすいです。
本当は、職場に不満がたくさん詰まっていたとしても、今後のキャリアのためだったり、新しい世界で頑張る為に退職したいというポジティブな理由であれば、会社側も納得せざるを得ないところがあります。
退職した後も会社や同僚と良い関係性を保ちたいという方、そし転職後も同業者として今後関わりがある可能性が高い方にはおすすめの退職理由です。
無難な理由その２として、「家族との時間を作りたい」というのもあります。
また、「結婚するため」というのも良いでしょう。
昨今では、ワークライフバランスという言葉が流行しつつあり、仕事だけに生きるのではなく、あくまでも自分の人生を豊かにするための仕事として、労働時間の見直しが積極的に行われています。
家族との時間を大切にするために、プライベートの時間を確保しやすい仕事や、リモートワークが可能な会社で働きたいという理由も、納得せざるを得ませんね。
時代遅れかもしれませんが、今でもまだ結婚が理由なら仕方ないと認められることがほとんどですので、本当は違う理由だとしても、結婚を見据えて働き方を変えたいというのも受け入れられやすいと思います。
悪質な職場に対して、慰謝料請求などがあれば正直に話すべきですが、そうでない場合には上記のように無難にまとめた方が良い時もあります。
本当の理由が何であっても、業者の担当者が状況によって適切な退職理由を提案してくれますので、どの伝え方が双方にとって納得できる内容であるのか、一緒に考えていきましょう。