正社員でお勤めの方だけでなく、非正規のパート・アルバイト社員の利用者もどんどん増加しています。
その理由は、“ブラックバイト”と言われるような悪質な職場が多いからです。
名前だけは聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ブラックバイトでは次のような問題が起きています。
その1「雇用契約書を貰えない」
たとえ非正規雇用であっても雇用契約書を渡し、働く場合の条件や決まり事を企業と労働者で双方が確認し、認識しておく必要があります。
内容としては、就業時間や時給、交通費の支給条件や退職に関する規則などが挙げられます。
働く前にこれらの契約をきちんと行わない企業はホワイトとは言い難いです。
その2「ノルマを課せられる」
販売側などで1日の売り上げ目標が設定されていることは普通ですが、それに到達できなかった際に、労働者に余った商品を無理矢理買い取らせたり、売り上げに貢献するように圧力をかけて商品の金額分を給与から天引きしたりするようなことがあれば、これらはコンプライアンス違反となります。
アパレルや食品系の職業でたびたび耳にする話ですが、皆さんの職場ではいかがでしょうか。
その3「給料が未払い」
企業は、給料は全て通貨で直接労働者へ決まった日に支払うという義務があります。
未払いなんてものが発生すること自体あり得ない話なのですが、給料の一部を現物支給にしたり、最低賃金を下回る時給計算で給料が支払われたり、給料日から入金が遅れることが何度も起きている場合は問題です。
また、就業時間前の掃除の時間や、退勤後に作業があったにも関わらず、それら残業代をカットされることも給料の未払いに含まれます。
その4「ハラスメントの横行」
店長やマネージャーなどの上の立場の人から、パワハラやセクハラを受けるという相談もよくあります。
特に若い学生アルバイトさんがターゲットにされることも多く、被害を訴える場所も無くて我慢している方も多いと言います。
他人事だと思っていたブラックバイトが、実は自分の勤め先のことだったのか!と今気づいた方、長くいても良いことは無いかもしれません。
しかし、同じようにブラックなことを理由に辞めようとした方々も、あらゆる方法で阻止してくる企業に困り果てて退職代行を選択されています。
“辞めたいのに辞められない”、“言うのが怖い”という環境が、退職代行を増加させている原因なのです。