誰でも利用可能?年齢や性別に偏りはあるの?これまでにサービスを利用した人達の特徴とは。

 

退職代行利用者を目の当たりにしていないという方はまだまだ多く、実際にどのような人達が利用しているのか疑問はあると思います。これからご紹介する特徴に当てはまった方は、退職代行を使うメリットはかなり大きいと思います。

退職代行を利用する人達の特徴とは

真面目で責任感が強く辞めたいと言えない人。

仕事内容が過酷で、そろそろ限界が近いと感じてはいるものの、「周りのみんなも同じ気持ちで頑張っているのに、自分だけが先に辞めるなんて申し訳ない。」、「パワハラは辛いけれど自分が辞めることで、他の人がターゲットにされそうで心配だ。」と、周囲にすごく気を使ったり、なんでも真面目に取り組んだり、自分が我慢することで他の仲の良い同僚たちに迷惑をかけたくないと思っている方が、何時までも退職を言い出せず、最終的に退職代行サービスを利用する流れへと行きつくことが多いです。❝どうしても自分の口からは言えない❞という部分が、とても大きいようです。自分の口から言うべきだと思っている方こそ、追い込まれてしまうようですね。真面目さも優しさも素晴らしいことですが、周囲のことばかり考えて、本当に大切にするべきである自分のことがおざなりになってしまうと、いよいよ本当に心が壊れてしまうかもしれません。実は、辞めたい気持ちを押さえて働き続けると、そこから様々なデメリットが生じてしまう恐れがあります。まずは、転職がどんどん不利になっていくことが挙げられます。中には、仕事を辞めたいと思い始めてから何年も経ってしまっている方もいらっしゃるようですが、日々年齢を重ねていくと、募集要項にある「〇〇歳まで・・・」という条件から外れてしまうリスクが上がります。そして、どんどん転職に対するモチベーションも下がってくるため、いつまでもスキルアップしにくい状態が続きます。年齢を重ねていくのにスキルが比例しないと、転職における市場価値は下がってしまうことにも繋がりかねません。仕事の選択肢が狭まり、結果的に転職がどんどん不利になってしまいます。いざ、やっと退職できた頃には転職先が決まらないという事態に陥りかねませんので、出来るだけ早い段階で退職した方が良いのです。もう一つは、仕事を辞めたい気持ちを抱えたまま働き続けることで、ストレスが増していきます。我慢の限界に達すると、自分でも驚くような行動を起こしてしまうこともあり、ある日突然「もう嫌無理だ!」とリミッターが外れてバックレたり、無断欠勤をして職場との間に大きな問題を起こしてしまったり、悲しい結果を迎えてしまった方もいらっしゃいます。更にひどい場合には、体調を崩して当分働けないような状態になってしまう事にもなりかねません。「みんなに迷惑をかけたくない。職場と揉めたくない。」という気持ちから言い出せずにいるはずなのに、結果として一番避けたかった最悪な退職方法になってしまう可能性があるので、自分から言い辛い場合は、退職代行業者へと連絡し、気持ちに正直に従うのが良いはずです。

真面目で責任感が強く辞めたいと言えない人。

職場の人間関係や環境が合わない人。

退職代行を利用する主な理由の一つとして、“職場での人間関係の問題”と仰る方が、多くの割合を占めています。職場環境は労働者の心身の健康に大きな影響を与えます。仕事がきつくても給与が低くても、人間関係だけは良いから続けられている答える方もいらっしゃるくらい重要な部分なのです。人間関係が上手くいかない職場では、毎日の業務が大きなストレスとなり、長期間にわたって自分の気持ちを抑えながらその状況に耐え続けることは、非常に大変なことです。例えば、同僚や上司とのコミュニケーションが円滑に進まなければ、仕事の伝達も滞ってしまい、業務効率が低下する恐れがあります。また、周囲との信頼関係が築けないと、仕事中や休憩中でも孤立感を感じることが多くなり、仕事のやりがいが無くなって、そこから陰口やいじめへと発展することも多いのです。さらに、昔ながらの体質の職場では、そこに集まる人達と文化や価値観が合わない場合もあり、日々の業務が苦痛に感じられることもあります。これらのような職場環境ならば、退職したいと思うのは当然のことです。問題は、こういった職場では退職がとんとん拍子で進むことは稀で、辞表を突き返してきたり嫌がらせをしてくることがあるという事です。退職代行は、そんな人間関係の悩みを抱えた労働者を助けるものですので、似たような環境で次のステージを考えているならば、精神的な負担を軽減し、スムーズに退職手続きを進めることが出来る代行サービスを選択しましょう。

職場の人間関係や環境が合わない人。

入社したばかりで自分から退職を伝えにくい人。

新入社員の方や転職したばかりという方で、入社してすぐに辞めたいと思ったけれど早すぎる退職は言い辛く、周囲の目が気になってしまうという事で、退職代行を利用される方がいらっしゃいます。厚生労働省によれば、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者で3.5割ほど、新規大卒就職者で3割ほどで、入社して3年以内に約3人に1人が退職していることになります。入社したばかりで、まだ研修期間中や試用期間中という方は、勤務期間があまりにも短すぎることで非常識と思われるのが怖かったり、まだ職場に何も貢献できていないので申し訳ないという気持ちが生まれるようですね。しかし、たとえ新卒の方でも退職代行を使うことをためらう必要はありません。寧ろ、新卒入社で間もない方は、一般的に社会人経験3年未満のビジネスパーソンである、第二新卒として転職活動を行う権利があるため、次の仕事も決まりやすいとても貴重な時期にいらっしゃいます。この若い時の時間は後から取り戻せるものでもないので、自分の明るい未来を考えられないならば、だらだらと居続けるよりも、市場価値が高いうちに次のことを考えた方が得なのです。また、転職組の方々は、前職と比較してより自分の能力を発揮出来る職場や、条件の良い職場を選んだかと思いますが、実際に働いてみて入社前に聞いていた話とかけ離れていたり、自分に合わないと感じた時には、一度退職経験があるからこそ最善の辞め時を考えたり、退職を伝えた時の相手側のイヤな反応も予想できてしまうため、それならばいっそのこと代行サービスで辞める方が簡単だと判断して、依頼を決めるのが早い傾向にあります。過去に一度でも揉めたり、希望通りに辞められなかった経験がある方は、二度と同じ思いをしたくないと思いますので、納得の理由です。今の時代、早期退職は誰にでも起こりうることですので、すぐに見切りをつけて転職することで、時間を無駄にしないというメリットを得られることもあります。

入社したばかりで自分から退職を伝えにくい人。

ブラック企業に勤めている人。

ブラック企業に勤めている人で、上司から常習的にパワハラを受けている場合には、日頃から上司への恐怖心が蓄積され、退職したいと言えばもっとひどい目に遭わされると考えてしまい、退職代行を使う人が増加しています。ブラック企業では「辞めさせたいのか?」と思うほどの酷い暴言を吐いたり態度をとったりする割に、なぜか辞めることを許さないといった矛盾した環境が存在します。そういう職場では、そもそも常識というものが通用しないため、手順を踏んで誠実な退職方法をとろうとしても無駄に終わることがあります。ブラック企業を辞めたい理由で一番多いのが、まさにパワハラとセクハラです。「日頃から精神的に追い詰めるような発言をする、無理なノルマを与え達成できないと叱責する、立場を利用して異性の部下をしつこく誘う、異性へのボディタッチや無神経な発言をする」といった、精神的なストレスに直結する行動を繰り返し行ってくるようなことは、立派な退職理由です。次に多いのが、サービス残業です。時間外労働をしても一切時間外手当がつくこともなく、ノルマがこなせない限りはタイムカード上では退勤させておいて、そこから仕事を再始動させたり、就業時間よりも前に出社させて仕事をさせるといった行為が行われています。これでは体も休まりませんし、酷い場合は何日も家に帰っていないという方もいらっしゃいます。上司の無言の圧力で、泣く泣くサービス残業を行っている方も少なくないのではないでしょうか?しかし、労働時間が長すぎることやサービス残業は立派な労働基準法違反です。そして、給与が規定通り支払われないという問題も多く聞きます。これもブラック企業によくあることで、給料日に支払われなかったり、勝手な理由でカットされていたりするようです。どれもエスカレートする前に弁護士へ相談するか、このような職場は退職代行を使って去るのが正解です。

ブラック企業に勤めている人。

辞めたいのに会社から引き止めにあっている人。

引き止めにあい、何度も退職を言い出しては失敗しているという方は、お願いされると断りきれない性格の方が多く、そこがかえって会社側に性格的な特徴として逆手にとられてしまっている原因かもしれません。このような会社は、いかなる理由を使っても、いくらでも引き止めるための言葉を投げかけてきます。「〇ヶ月後なら・次の人を採用したら・繁忙期だから・勝手に辞めたら損害賠償するから」などと、段々パワハラにエスカレートしていくパターンもあります。相手の弱みに付け込んで納得させようとしてくるので、労働者は怖くて反論できなくなってしまい、そこに来てやっと退職代行を選択されるのです。仕事の調整も後任探しも、労働者の責任ではないので気にしなくて良いのです。会社側も辞めたいと言われて良い気はしないでしょうが、辞めたい労働者を縛り付ける権限はないので、しつこい引き止めの一切を回避できる退職代行なら気兼ねなく去ることが出来ますね。

辞めたいのに会社から引き止めにあっている人。

今すぐにでも会社を辞めたい事情がある人。

今すぐにでも仕事を辞めたいという方は退職代行を使って退職日を決定し、有給があれば全て消化することで、即日退職を目指して利用するようです。その例として、次の仕事が既に決まっているにも関わらず、一向に会社が退職手続きを済ませてくれず、ましてや直前になっても引き止めようとしてくる状態の中、転職先の会社に入社する日や書類を提出する期限が迫っていたりする場合です。転職活動の末、やっと志望企業から内定を獲得したのに、退職交渉が難航するケースは割とあるようです。社員の数が減れば組織として戦力を失うことになり、残っている社員の負担が増えたり仕事の調整が必要になるので、そこに労力やコストをかけたくないという理由で引き止めるパターンがあります。また、上司によっては部下の退職によって人事評価でマイナス査定に繋がる事や、チーム編成等で仕事量が増えたりすること、そして「せっかくここまで世話してきたのに」という強い思い入れから引き止めるパターンもあります。これらも、転職先が決まっていたら普通は諦めてくれそうなものですが、実際はそうではないので退職代行の出番があるという事です。職場の雰囲気にもよりますが、上下関係がはっきりしている組織では、退職についても「最終的に上司から許可をもらわなければならない」という感覚になってしまうことがありますが、人生に関わる転職を選択する権利は誰にでもあり、ましてや次の入社日が迫っているのに上司に認めてもらわなければ出来ないという事はありません。転職先のことを話しても応じてもらえないならば、残る方法は退職代行しかありません。❝今すぐにでも辞めるしかない❞状況ですので、後のことは是非業者に対応を任せて、次へ向けての準備に時間を割いてください。

今すぐにでも会社を辞めたい事情がある人。

営業職や工場勤務の方が多いです。

営業職や工場の作業員として働いている方の退職代行サービス利用者は、他の職業と比べて多い傾向にあります。営業職と一口に言っても様々な職種の営業がありますが、仕事内容としては、基本的に自社の製品やサービスを売る仕事で、たくさん売れば売るほど会社に利益をもたらすことから、自分への評価にも繋がります。言い換えれば、会社の存続を左右する仕事でもありますので、精神的疲労が強い仕事と言えるでしょう。大変な部分ではノルマが大きいことではないでしょうか?実際に、ノルマが達成できないことでパワハラを受けたりサービス残業をしたりして、疲労困憊状態になってしまう方が多く、また体育会系の雰囲気のあるところも多いので、そういった環境に適応が難しい場合は精神的ストレスが更に増すと言われています。数字が取れないと不安で胃が痛くなる・・・案件が取れないと月終わりが近付くにつれて職場がピリピリしてくる・・・といった状況が退職へと繋がっていくようです。一方、工場勤務の場合は仕事内容としては製造が多く、常に仕事が流れ込んでくる状態で、機械を止めることなく与えられた量をこなすことが主となります。ベルトコンベアー等の流れ作業では、なかなか自分のタイミングで仕事を止めることが出来ず、時間内に終わらせなくてはいけないノルマがあるので、簡単に休んだりできない環境にあります。好きに出歩いたりは出来ないので、決まった場所で同じ仕事を終了まで繰り返し行い、立ち仕事が多いため肉体的疲労感は大きいのではないしょうか?夏は暑く冬は寒いというような大変な温度の中、単純作業のところもあれば、危険が伴う機械を扱う配置もあります。その中で、外に出られず人間関係がぎくしゃくすると、逃げ場がなくて追い込まれてしまったり、トイレのタイミングが取れず、体調が優れない時にも簡単に休むことが出来ないプレッシャーで、フラフラになりながら仕事をしたという方も多いようです。こういった、仕事の内容や環境の過酷さ故にストレスを抱える方が多く、自ら退職届を出す余裕すらなくなってしまって、最終的に代行業者へ依頼するという流れに行きつくようですね。

営業職や工場勤務の方が多いです。

年齢層はこのようにばらけています。

男女合わせて利用者の年齢層の割合を見てみると、1番多いのが20代前半、次に20代後半、そして30代前半というように、年齢が上がるにつれて利用者の割合が少なくなっていました。1番多い20代前半と2番目の20代後半で、全体の約7割を占めているので、ほとんどが20代の利用者という事になります。20代の中でも22~24歳という年齢が多いことから、やはり、新卒で入社して「この会社は自分に合わないかもしれない」と感じて退職する姿が想像できます。また、次に多いのが25~28歳という事で、新社会人として数年頑張ってみたけれど限界が来てしまったり、あるいは将来を見据えて転職活動が盛んな時期と丁度重なることから、この年齢層の利用者が多いのも納得ですね。20代の代行サービス利用の理由としては、入社したばかりで上司に言い辛いという事と、退職手続きが分からないというものがありましたが、30代になると、人手不足でなかなか言い出せなかったことや、引き止められて辞められないというものがありました。やはり30代になると部下や後輩がいる場合があったり、退職後に周囲の人にどれだけの負担がかかるのか知ってしまっていることが、退職を言い辛い状況を作っているようですね。また、認知度とこの利用者の年齢層の割合は一致していることが多く、SNSや動画サイトを見ることの多い若い世代は退職代行サービスの存在を知っていますが、年齢が上がるにつれて認知度はどんどん低くなっています。今後もっとこのサービスの認知度が広まっていくことで、30代以上の年齢の方でも利用者が増加していくことがあるかもしれませんね。

年齢層はこのようにばらけています。

男女差は同じくらいです。

退職代行利用者の男女比は毎年変化し、サービス業者によって統計は変わったりしますが、男性の方が若干多いようです。しかし、これは女性の働いている人口が増えているとは言っても、まだまだ男性と比べると少なく、また雇用形態が異なる面での差となっていると思われます。男女ともに働いている若い世代、さらに同じ雇用形態にならして比較すると、利用者の割合は同じくらいになることでしょう。最近では、男性専用や女性専用の退職代行サービス業者もあり、以前と比べて更に利用しやすい世の中に変わってきています。男性専門は男性ならではの、パワハラや仕事の責任に関する問題などが混ざった退職理由やトラブルに特化し、女性専用は女性ならではの、マタハラやセクハラに関する問題などが混ざった退職理由やトラブルに特化しているので、それぞれ的確な意見とアドバイスを貰えることから、利用者の満足度もとても高いようです。また、女性の場合は男性と比べてもセクハラ被害者が圧倒的に多く、そのうえ上司も男性の場合が多いので、益々自分から退職を言い出し辛い状況に追い込まれてしまうことがあるようです。こういう時こそ役立つのが退職代行です。もしかしたら、女性の方こそ利用する価値を実感できるサービスなのかもしれません。共働きが主流となりつつある時代だからこそ、男女の利用者割合も今後等しくなる見込みがありますので、性別を気にすることなく利用していただければ幸いです。

男女差は同じくらいです。

皆さん様々な理由から退職代行を利用されていますが、共感できる部分も多いのではないでしょうか?これらに当てはまらない理由であっても、自分の意志さえあれば退職する権利があるという事を忘れないでください。